求められる水準

1級【後進の目標となる眼鏡作製技能士】

  • 眼鏡市場のトレンドを把握し、顧客の眼鏡に関する潜在的なニーズをくみ取り、最新の技術で製造されたレンズ、フレームを活用し、顧客に最適な眼鏡の提案ができる。
  • 眼鏡作製に必要な詳細な知識・技能を身につけているのみならず、それらを体系的に理解しており、他の眼鏡作製従事者の指導や育成を実施することが可能である。
  • 眼鏡作製知識・技術だけでなく、コンプライアンス、眼科専門医との連携に関する十分な知識を持ち、総合的なマネージメント能力を持つ。

2級【業界のベースとなる眼鏡作製技能士】

  • 顧客の眼鏡に関するニーズをくみ取り、販売されているレンズ、フレームを活用し、適切な眼鏡の提案ができる。
  • 眼鏡作製に必要な概略の知識・技能を身につけており、顧客のニーズに応じた眼鏡を作製する事が出来る。

受検資格

等級 試験科目 受検資格(各等級ごとにどれか1つを満たせば有資格となります。)
1級 学科試験 2級の技能検定に合格した者であって、合格後、眼鏡作製に関する業務に2年以上の実務経験を有する者。
眼鏡作製に関する業務に5年以上の実務経験を有する者。
3年制以上の全日制眼鏡専門学校を卒業した者又は当該専門学校を卒業する見込みのある者であって、公益社団法人日本眼鏡技術者協会会長が受検を認めた者。
3年制以上の全日制眼鏡専門学校と同等以上と認められる外国の学校を卒業した者であって、公益社団法人日本眼鏡技術者協会会長が受検を認めた者。
実技試験 1級の学科試験に合格した者。 ただし、当該学科試験に合格した日の翌日から起算して3年を経過する日の属する年度の末日までに行われる実技試験を受検する場合に限る。
2級 学科試験 眼鏡作製に関する業務に2年以上の実務経験を有する者。
2年制以上の通信制眼鏡専門学校を修了した者。
実技試験 2級の学科試験に合格した者。 ただし当該学科試験に合格した日の翌日から起算して3年を経過する日の属する年度の末日までに行われる実技試験を受検する場合に限る。

試験免除基準

免除の対象者技能検定試験の免除の範囲
1級の技能検定において、学科試験に合格した者1級の学科試験の全部 ※1
1級の技能検定において、実技試験の視力の測定の試験科目に合格した者1級の実技試験のうち、視力の測定の試験科目の全部 ※2
1級の技能検定において、実技試験のフィッティングの試験科目に合格した者1級の実技試験のうち、フィッティングの試験科目の全部 ※2
1級の技能検定において、実技試験のレンズ加工の試験科目に合格した者1級の実技試験のうち、レンズ加工の試験科目の全部 ※2
2級の技能検定において、学科試験に合格した者2級の学科試験の全部 ※1
2級の技能検定において、実技試験の視力の測定の試験科目に合格した者2級の実技試験のうち、視力の測定の試験科目の全部 ※2
2級の技能検定において、実技試験のフィッティングの試験科目に合格した者2級の実技試験のうち、フィッティングの試験科目の全部 ※2
2級の技能検定において、実技試験のレンズ加工の試験科目に合格した者2級の実技試験のうち、レンズ加工の試験科目の全部 ※2
※1 当該学科試験に合格した日の翌日から起算して3年を経過する日の属する年度の末日までに行われる実技試験を受検する場合に限る。
※2 当該実技試験の試験科目に合格した日の翌日から起算して3年を経過する日の属する年度の末日までに行われる実技試験を受検する場合に限る。

試験免除基準【認定眼鏡士取得者等】

免除の対象者技能検定試験の免除の範囲
公益社団法人日本眼鏡技術者協会が認定したSSS級認定眼鏡士(※3)であって、1級眼鏡作製技能士特例講習を受講し、修了試験に合格した者 ※41級の学科試験及び実技試験の全部
公益社団法人日本眼鏡技術者協会が認定したSS級認定眼鏡士(※5)であって、1級眼鏡作製技能士特例講習を受講し、修了試験に合格した者 ※41級の学科試験及び実技試験の全部
公益社団法人日本眼鏡技術者協会が認定したS級認定眼鏡士(※6)であって、2級眼鏡作製技能士特例講習を受講し、修了試験に合格した者 ※42級の学科試験の全部 ※7
眼鏡作製職種の指定試験機関技能検定委員であって、試験問題作成に係る職務を2年以上務めた者1級の学科試験及び実技試験の全部
眼鏡作製職種の指定試験機関技能検定委員を5年以上務めた者1級の実技試験の全部、2級の学科試験及び実技試験の全部
眼鏡作製職種の指定試験機関技能検定委員を2年以上務めた者2級の実技試験の全部
※3 公益社団法人日本眼鏡技術者協会が認定するSSS級認定眼鏡士制度は、2022年3月末までの実施をもって終了する。
※4 当該特例講習を受講し、修了試験に合格した日が2027年3月末までのものに限る。
※5 公益社団法人日本眼鏡技術者協会が実施するSS級認定眼鏡士試験は、2022年3月末までの実施をもって終了する。ただし、3年制以上の全日制眼鏡専門学校を卒業した者であって、当該専門学校が実施する認定試験に合格した者に対して、同協会が行うSS級認定眼鏡士の資格認定については、当該専門学校への2022年度入学生を最終対象者とし、2026年3月末まで(3年制の全日制眼鏡専門学校を卒業した者にあっては、2025年3月末まで)の実施をもって終了する。
※6 公益社団法人日本眼鏡技術者協会が認定するS級認定眼鏡士制度は、2022年3月末までの実施をもって終了する。ただし、2年制以上の通信制眼鏡専門学校を修了した者に対して、同協会が行うS級認定眼鏡士の資格認定については、2024年3月末までの実施をもって終了する。
※7 2級眼鏡作製技能士特例講習の修了試験に合格した日の翌日から起算して3年を経過する日の属する年度の末日までに行われる実技試験を受検する場合に限る。